これで納得!家事按分って何?

家事按分(かじあんぶん)とは、生活費と仕事で使う費用を分けて考えることです。日常生活の費用を仕事でも使う場合、経費にできるのは仕事で使った分だけになります。家事按分のポイントをまとめました。

家事按分の意味

家の電気代、ガス代、通信費、家賃などを生活と仕事で分け、仕事で使った分だけを経費として計上する方法です。
例:自宅の一部を仕事スペースとして使っている場合、その面積や使用時間に応じて按分します。

具体例

  • 自宅の3分の1を仕事で使用している場合:
    • 家賃の3分の1を経費に
    • 電気代やガス代などの水道光熱費も3分の1を経費に
  • 通信費などは、仕事で使う時間に応じて按分可能:
    • 1日12時間のうち仕事で4時間使用 → 4時間 ÷ 12時間 = 33%を経費
  • 複数用途で使うサービスや消耗品は、利用頻度や金額で按分:
      • インターネット料金 5,000円 × 仕事利用割合70% = 3,500円を経費

    自宅での食事や生活に関わる費用は、仕事で使った分でも経費にできません

    たとえ仕事をしている自宅のキッチンで食事をした場合でも、食費は個人的な生活費とみなされます。例:自宅で仕事をしている間に昼食をとった場合でも、その費用は経費にできません。会議用に社内で提供した飲食や接待費は別扱いとなりますが、個人の食費は家事按分の対象外です。

    💡ポイント

    • 家事按分は「仕事と生活で共用する経費」に限定
    • 食費や生活全般にかかる費用は経費化できない
    • 根拠を明確にし、按分可能なものとそうでないものを区別する

    なぜ必要?

    全額を経費にすると、税務署から指摘される可能性があります。正しく按分すれば、無駄なく節税でき、税務調査でも安心です。

    準備のコツと記録方法

    帳簿や証拠の整理は、以下の手順で行うと実務的です:

    • 光熱費や通信費、家賃などの支払いを整理する
    • 仕事で使う割合を記録する(面積・時間・利用頻度などで按分)
    • 領収書や明細は月ごとにまとめて保管
    • Excelやスプレッドシートで「日付・費目・金額・仕事利用割合」を記録

    按分の根拠が分かるようにメモを添えておくと、税務調査でも安心です。

    まとめ

    家事按分を理解し、日頃から整理しておくことで、確定申告や経費計算がスムーズになります。仕事と生活の費用をきちんと分けることが、安心で正しい税金管理のポイントです。