確定申告で見落としがちな経費

フリーランスや個人事業主の方が確定申告をするとき、経費をきちんと整理することはとても大切です。でも、実は意外と見落としてしまう経費もあります。
この記事では、「つい忘れがちな経費」をわかりやすく紹介します。

通信費・インターネット費用

仕事で使うスマホやパソコンの通信費は経費になります。
もし、仕事とプライベート両方で使っている場合は、仕事に使った分だけを計算しましょう。

例:

  • 仕事用スマホの通話料
  • インターネットの月額料金
  • クラウドサービスの利用料

交通費・移動費

お仕事で外出したときの交通費も経費になります。
電車やバスの切符、ガソリン代、駐車場代なども忘れずに記録しておくと良いです。

ポイント:

  • 「仕事のために使ったもの」をしっかり区別
  • 領収書やメモを残しておくとあとで安心

文房具・消耗品

プリンターのインクやノート、ペンなどの文房具も経費にできます。
少額でも積み重なると、まとめて計上できるので意外と役立ちます。

例:

  • コピー用紙
  • ノート、ペン、付箋
  • USBメモリ、外付けハードディスク

⚠プリンターなどを仕事とプライベートで使う場合

プリンターやパソコン、インク代のように、仕事とプライベートの両方で使うものは、経費として計上できるのは仕事で使った分だけです。これを「按分」と呼びます。

例:

  • プリンターの購入費:10,000円、仕事で使う割合70% → 経費計上 7,000円
  • コピー用紙やインク代も、仕事で使う分だけ按分して計上

ポイントは、按分の計算方法をメモしておくことです。あとで税務署に聞かれても説明できるようにしておくと安心です。

書籍・資料代

仕事に役立つ本や参考資料の購入費も経費にできます。
専門書や勉強用の教材、業界誌なども含まれます。

自宅の仕事スペース

自宅で仕事をしている場合、一部の家賃や光熱費も経費にできることがあります。
ただし、全部ではなく仕事で使うスペースの割合を計算するのがポイントです。

例:

  • 部屋の面積の一部
  • 電気代や水道代の一部

まとめ

確定申告で経費をしっかり整理すると、税金の計算がスムーズになります。
見落としがちな経費は、小さな支出でも積み重なると役立つものです。

  • 通信費やインターネット費用
  • 交通費や移動費
  • 文房具や消耗品
  • 書籍・資料代
  • 自宅の仕事スペースの一部

日々の領収書や支出の記録を少しずつ残しておくと、確定申告のときに慌てずに済みます。
「少しずつ整理する」ことを意識して、安心して申告できるように準備していきましょう。